クラウドサービスのSLA比較 (2019/3 AWS の SLA 大幅改善版)

SLA (サービス品質保証契約) について説明します。どこまでは保証の範囲か、返金はどうなるか、など注意すべき点を解説します。 2019/3 に AWS の SLA が大幅改善されました。これまでわずか8個しかなかったSLA が 102個と大幅増加しました。さらに返金ルールも稼働率 95% 未満で 100% 返金と、利用者に有利になりました。 目次1 SLA とは2 返金額が少ない (場合もある)3 稼働率とダウンタイム4 返金は障害があったサービスのみ・逸失利益分の補填などはなし5 申告しないと返金されない6 「返金」ではないこともある7 SLA がないサービスもある8 使い方によっては SLA 対象・返金対象とならない9 SLA のまとめ10 いっそのこと…11 余談: SLA の和訳について SLA とは SLA (Service Level Agreement) とは、クラウドサービス事業者が利用者に対して、 「我々はこのレベルのサービスを提供します」 「それが達成できなかった場合は、こうします」 と約束するものです。 「サービス品質保証契約」などと訳されることもあります。 最初に言っておくと、SLA に対する過度な期待は禁物です。 当ページ管理人は、 「SLA なんて大したものではない」 「SLA にこだわりすぎてはいけない」 と思っています。 AWS … Continue reading クラウドサービスのSLA比較 (2019/3 AWS の SLA 大幅改善版)